日本車局方注解に、ガーゼ CARBASUS ABSORBENS 吸水力試験
本品の長さ百cmをとり約十平方cmにたたみ、その離れた端を細い白木綿糸で軽くとじ、これを低二十五度の水の表面にほとんど接して水平に保ち軽く水面に落すとき、十秒以内に全く水中に沈下しなければならないとある。
私はただ機械的に創面より出る分泌物血液を吸収し創面を拭って乾かし、創面を被って細菌感染を防ぐ作業をしている時もガーゼの吸水能については無関心でした。
外科医リスターが早くからガーゼを用いていた。 リスター以前の使用例不詳。ガーゼは二ー三本の経糸を一組とし、左右交互ねじるくふう(もじり)を施し、そのもじれた所を多孔性にし、薄地で透けた織物がもじり織、絽 (Lenoveave)。 絽・紗は羅の困難な織り方の簡略化されたもの。 但し現在ガーゼには平織、もじり織両者がある様です。
ガーゼはアラブ連合のガザ Gaza で創製されたので之の名が生じた。 その他散見した所でも同じ様な意味、ガーゼはガザに由来するとあります。
もじり織、いずれにしろ高度の技術を要する織物ではなく、当時の技術水準から考えてもガザをして銘をなさしめた理由は不明。
後日判明すれば第二報にして報告致します。 龍頭蛇尾に終り申訳御座いません。
引用書
平凡社百科事典 エンサイクロペジア ブリタニカ クライン エチモロジカルデイクショナリー